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【平成28年度発掘調査】三島山遺跡第1次調査

公開日:2017年03月08日

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三島山遺跡第1次調査

  • 三島山遺跡は、高麗丘陵裾部で、宮沢湖南岸の北向き緩斜面上に立地する遺跡です。
    標高は130m程で、眼下には宮沢湖の湖面が広がっています。宮沢湖ができる前、谷筋から流れ出した水がこの辺りで合流し、北東方向に流れていました。この水場に集まる動物を狩るために、この場所に遺跡がつくられたと思われます。
    この遺跡では現在、縄文時代早期及び中期の遺物が見つかっています。

  • 今回の第1次調査は、宮沢湖周辺で計画されている、メッツァの施設整備に先立って行われました。木々の間の施設建設予定範囲(約400㎡)を対象に、平成28年12月から平成29年1月にかけて実施しました。
    調査の結果、縄文時代早期の竪穴式住居跡や土坑、炉穴などが見つかりました。

  • 縄文時代早期の竪穴式住居跡です。平面形状は、直径約5mの円形をしていました。中央東寄りに炉跡(写真中央の浅い掘り込み)が見つかり、炉を囲むように4本の柱穴が見つかっています。写真右側の大きな深い穴は、住居跡が埋まった後につくられた土坑です。

  • この土器は、「条痕文系土器」と呼ばれ、縄文時代早期後半の約7,000年前の土器になります。赤貝や灰貝のような深い凹凸をもつ貝殻を使って土器の器面に条線の文様を施しています。この文様は土器の表面と裏面の両方に施される特徴があります。住居跡や炉穴を中心にこの土器が出土しています。

  • 写真は、炉穴群になります。炉穴とは、別名ファイヤーピットと呼ばれ、屋外につくられた調理のための施設といわれています。楕円形に地面を掘り、手前側に座り、奥の壁際で火を焚きました(模式図1回目)。奥壁や周囲の壁が被熱で崩れてくると、更に奥へ掘り広げ、同様に使用しました(模式図2回目)。このように連続して使用すると、火床の痕跡が続いたような状況で残されます(模式図3回目)。
    縄文時代早期に特徴的な遺構です。

  • 【炉穴構築模式図】
    同じ方向に作り直しを繰り返すと、最終的にこのような形態になります。

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