健康・福祉・医療
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公開日:2022年03月31日
印刷するがんは早期発見・早期治療をすることが大切です。
飯能市では、飯能市に住民票があり、自覚症状がなく、職場の健康診断や人間ドック等においてがん検診を受ける機会がない方を対象にがん検診及びその他健診等を実施します。
飯能市のがん検診・その他健診等は、指定の日程・会場において集団で行う「集団検診」と指定医療機関で個別に行う「医療機関検(健)診」があります。
定員に達した場合は今年度の申込受付が終了となりますので、早めにお申込ください。
また、期間外のお申込は無効となりますので、申込期間等の詳細をご確認いただきお申込ください。
がん検診の目的は、がんを早期に発見し適切な治療を行うことで、がんによる死亡を減らすことです。
多くのがんを見つけることだけが、がん検診の目的ではありません。
検診は症状がない方を対象としています。
無症状のうちにがんを早期発見することで、がんによる死亡のリスクを減らすことができます。
検診部位に自覚症状がある場合は、検診ではなく、速やかに医療機関において「診察・治療」を受けましょう。
■令和4年4月1日以降に市の制度を利用して、各がん検診・その他健診等を既に受診した方
※誤って同じ検診等を2回受診した場合、2回目以降の検診等にかかる費用は全額自己負担になります。
■検診を希望する部位について、自覚症状がある方、経過観察中・治療中の方
■過去の検診等の結果が要精密検査で、まだ精密検査を受診していない方、たびたび精密検査の対象となる方
■健康診断や人間ドック等で検診等を受ける機会のある方
■妊娠中の方、妊娠している可能性がある方 (大腸がん検診のみ受診可能)
1⃣ 救命の効果があること
最大のメリットは、早期発見・早期治療による救命です。
2⃣早期のがんを発見できること
早期の発見であれば、治せる可能性は非常に高く、治療に係る身体的負担及び経済的負担も軽くなります。
早期の段階で見つけられるように、定期的に受けることをおすすめします。
3⃣がん以外の病気も見つけることができること
がんになる前段階の病変が見つかることもあります。
がんになる前段階の病変とは、具体的にはポリープや潰瘍、異型上皮などです。
こうした病変が軽い場合は経過を観察して、必要に応じて治療することで、がんになることを防ぐことができます。
4⃣安心できること
がん検診を受けて「異常なし」と判定されれば、ひとまず安心して過すことができます。
ただし、「過信」は禁物です。定期的な検診の受診を欠かさないでください。
1⃣がん検診の判定・診断結果が100%正しいわけではないこと
がん検診の技術は、目ざましく進歩していますが、がんの場所や種類によっては見つけずらいことがあります。
また、見落とすこともあるのが現状です。
2⃣結果的に不要な検査や治療を受けてしまうことがあること
検診でみつかるがんには、その後進行がんにならなかったりすることで、生命に影響しないがんもあります。
現在、このようながんと普通のがんを区別することができません。
このようながんにも手術などの治療が行われますが、この治療が本来不要だった可能性もあります。
こうしたがんを発見することを「過剰診断」といいます。
また、精密検査を受けた結果、「がんではなかった」と判定されることがあります。
これを「偽陽性」といいます。
3⃣検査によって身体に負担がかかってしまうこと
X線検査で使うバリウムは便秘になることがあります。
放射線には被曝(ひばく)の問題もあります。
内視鏡では出血や穿孔(せんこう)といって胃や腸に穴を開けてしまうことがあります。
以上のように、がん検診にはメリットとデメリットがあります。
このことをよくご理解いただいたうえで、定期的にがん検診を受診してください。