がん検診・その他検(健)診等のご案内

更新日:2024年03月25日

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がんは早期発見・早期治療されれば90パーセント以上が治ると言われています。
飯能市では、飯能市に住民登録があり、自覚症状がなく、職場の健康診断や人間ドック等においてがん検診等を受ける機会がない方を対象に、がん検診及びその他健診等を実施します。

市のがん検診・その他検(健)診は、指定の日程・会場において集団で行う「集団検診」と指定医療機関で個別に行う「医療機関検(健)診」の2つがあります。
定員に達した場合は、申込受付を終了させていただきますので、お早めにお申込ください。
また、期間外のお申し込みは無効となりますので必ず詳細をご確認ください。

がん検診の目的

がん検診の目的は、がんを早期に発見し適切な治療を行うことで、がんによる死亡を減らすことです。
多くのがんを見つけることだけが、がん検診の目的ではありません。

がん検診の対象者

検診は症状がない方が対象です。
無症状のうちにがんを早期発見することで、がんによる死亡のリスクを減らすことができます。
検診部位に自覚症状がある場合は、検診ではなく、速やかに医療機関を受診し「診察・治療」を受けてください。

以下に該当する方はお申込をご遠慮ください

  • 令和6年4月1日以降に市の制度を利用して、各がん検診・その他健診等を既に受診した方
    (注意)誤って同じ検診等を2回受診した場合、2回目以降の検診等にかかる費用は全額自己負担になります。
  • 検診を希望する部位について、自覚症状がある方、経過観察中・治療中の方
  • 過去の検診等の結果が要精密検査で、まだ精密検査を受診していない方、たびたび精密検査の対象となる方
  • 健康診断や人間ドック等で検診等を受ける機会のある方
  • 妊娠中の方、妊娠している可能性がある方 (大腸がん検診のみ受診可能)

がん検診のメリット・デメリット

全ての検診には、メリットとデメリットがあります。
よくご理解いただいたうえで、検診を受診してください。

また、国が定める各がん検診(胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮がん)は、以下の低い確率で起こるデメリットよりも、がんで亡くなることを防ぐメリットの方が大きいことが証明されています。

メリット

1. 救命の効果がある

最大のメリットは、早期発見・早期治療による救命です。

2. 早期のがんを発見できる

早期の発見であれば、根治の可能性は非常に高く、治療に係る身体的負担及び経済的負担も軽くなります。
早期の段階で見つけられるように、定期的に受けることをおすすめします。

3. がん以外の病気も見つけることができる

がんになる前段階の病変が見つかることもあります。
がんになる前段階の病変とは、具体的にはポリープや潰瘍、異型上皮などです。
こうした病変が軽い場合は経過を観察し、必要に応じて治療することで、がんになることを防ぐことができます。

4. 安心できる

がん検診を受けて「異常なし」と判定されれば、ひとまず安心して過すことができます。
ただし、「過信」は禁物です。定期的な検診の受診を欠かさないでください。

デメリット

1. がん検診の判定・診断結果が100%正しいわけではない

がん検診の技術は、目ざましく進歩していますが、がんの場所や種類によっては見つけにくいがんもあります。最新の優れた装置を用いても、1種類の検査のみで100パーセントの精度を期待することは困難です。
また、見落とすこともあるのが現状です。

2. 結果的に不要な検査や治療を受けてしまうことがある

検診で見つかるがんの中には、その後進行がんにならず消えたり、生命に影響しないがんがあります。
現在、このようながんと普通のがんを区別することができません。
このようながんにも手術などの治療が行われますが、この治療が本来不要だった可能性もあります。
こうしたがんを発見することを「過剰診断」といいます。
また、検診で精密検査になっても、実際に精密検査を受けた結果、「がんではなかった」と判定されることがあります。
これを「偽陽性」といいます。

3. 検査による身体的負担

  • 胃がん検診で用いられるバリウムは、長時間腸に残っていると、腸閉塞や腸穿孔など重篤な症状を引き起こすことがあります。
  • 内視鏡では出血や穿孔(胃や腸に穴を開けてしまうこと)を起こすことがあります。
  • 放射線には被曝(ひばく)の問題もあります。

集団検診、医療機関検(健)診の詳細はこちらをご覧ください

集団検診、医療機関検(健)診とで、ご希望する検診の対象年齢や受診間隔等が異なる場合があります。また、申込期間や申込方法などの詳細は、下記のリンクからご覧ください。

関連情報

こちらからも検診の詳細をご確認いただけます。

この記事に関するお問い合わせ先

健康推進部 保健センター
電話番号:042-974-3488 ファクス番号:042-974-6558
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