一般照明用の蛍光ランプは2027年末までに製造・輸出入禁止になります
計画的にLED照明へ切り替えましょう
水俣条約締約国会議の決定を受け、水銀使用製品である蛍光灯は2026年1月より順次、製造と輸出入が規制されます。
そのため、環境省では2050年カーボンニュートラルに伴う二酸化炭素などの温室効果ガス排出量削減のため、計画的なLED照明への切り替えを推奨しています。
なお、規制開始後も蛍光灯の継続使用、在庫の売買及びその使用は可能です。
詳しくは下記リンク先をご参照ください。
LED照明への切り替えは地球温暖化対策になります

家庭における電気使用量のうち、照明器具の占める割合は、13.4%であり、冷蔵庫の次に多いのです。
そこで、家の中の照明を見直し、LED照明に交換してみませんか?
今までどおりの生活をしながら、無理なく電気の使用量を減らすことで、二酸化炭素の排出量を削減し、地球温暖化防止に貢献することができます。
LED照明の種類は?
電球型LEDランプなどの光源部(光る部分の部品)が交換できるものと、LEDシーリングライトなどの光源部が交換できないものがあります。
LEDシーリングライトなどは、寿命がきたら器具ごと交換することなります。
LED照明は、1.省エネで、2.長寿命です
1.省エネ
電球型LEDランプは、一般電球に比べ、消費電力が約85%低く、寿命は40倍です。
消費電力が少ないということは、それだけ排出する二酸化炭素も少なくなるので、環境への負荷が軽減できます。
出所)環境省「COOL CHOICE あかり未来計画」
2.長寿命
一般電球や蛍光灯と比べて、寿命が長いため、交換の面倒な手間が激減します。
白熱電球に比べると電球型LEDランプの購入価格は高価ですが、電気代を含めるとトータルコストは安くなります。
(注意)ランプの寿命は、使用環境や使用条件によってばらつきが発生します。
出所)環境省「COOL CHOICE あかり未来計画」
ほかにもこんな特徴があります
- スイッチONですぐに明るい
徐々に明るくなる電球型蛍光ランプと異なり、スイッチを入れるとすぐに明るくなります。 - 物を傷めにくい
熱や紫外線をほとんど含まないので、色あせしにくく絵画や写真などの照明にも適しています。 - 虫が寄り付きにくい
紫外線をほとんど含まないので、虫が集まりにくくなります。 - ON、OFFの繰り返しに強い
こまめにスイッチを入れたり、切ったりしても寿命に影響しません。 - 環境に配慮
有害な水銀を使用しておらず、環境にもやさしい照明です。
ただし、誤った取り付けにご注意ください

今まで使用していた蛍光灯照明器具にLEDランプを取り付ける場合、器具とLEDランプの誤った組み合わせにより、点灯しないことや寿命が短くなるだけでなく、安全面においても火災などの危険性がありますのでご注意していただきますようお願いします。
また、製品保証は、照明器具メーカーの指定する蛍光ランプを使用した場合のみ適用されます。LED照明を取り付けた場合は、製品保証は適用外になるのでご注意ください。
詳細は、メーカーや販売店などにご確認ください。
加えて、電気工事が必要なLED照明の取り付けは、「電気工事士法」により、素人工事は安全の観点から禁止されています。電気工事については、最寄りの販売店や工事店にお問い合わせください。
出典:住まいの照明省エネBOOK「あかりの日」委員会作成
LED照明に関する参考ページ
この記事に関するお問い合わせ先
環境経済部 環境緑水課
電話番号:042-973-2125 ファクス番号:042-971-2393
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更新日:2025年11月27日