下水道の歴史を調べてみよう

更新日:2023年01月31日

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下水道の歴史を調べてみよう

質問1. 世界でいちばん古い下水道は?

下水を流していたと考えられる溝の写真

回答:約4,000年前のインダス文明の中心地、モヘンジョ・ダロの遺跡の中に、下水を流していたと考えられる溝とレンガづくりのますが発見されています。各家から下水をますに集め、地中にしみこまさせていたと推定されています。

(注意)写真は下水を流していたと考えられる溝(写真上段)とます(写真下段)です

下水を流していたと考えられるますの写真

質問2. 日本でいちばん古い下水道は?

大阪城下町の太閤下水の写真

回答:約2,000年前の弥生時代の大きな集落遺跡にみることができます。また、安土桃山時代(約400年前)になると、大阪の城下町に下水(太閤下水)が整備されましたが、基本的にし尿は肥料として利用されたため下水は普及しませんでした。

(注意)写真は太閤下水のものです。

質問3. 近代的下水道が整備され始めたのは?

東京都神田下水の写真

回答:明治10年代に、東京の神田や横浜に都市の衛生改善のため、レンガ型の卵型下水道が整備されました。また、大正11年に微生物を利用して汚水をきれいにする最初の処理場(三河島処理場)が完成しました。

(注意)写真上段は神田下水(東京都)、下段は三河島処理場(東京都)です。

東京都三河島処理場の写真

質問4. 飯能市の下水道が整備され始めたのは?

飯能市浄化センターの写真

回答:昭和28年に下水道管が整備され始め、昭和41年に飯能市浄化センターが完成しました。この年から、飯能市でも汚水を浄化センターに集めて微生物を利用し、きれいにしてから川に戻す仕組みが出来上がりました。その後、処理区域の拡大や生活水準の向上による汚水流入量の増大により、新しい処理施設を増設し、昭和55年に完成しました。また、平成4年には入間川上流に位置する原市場地区に原市場浄化センターが完成しました。

(注意)写真上段は飯能市浄化センター、下段は原市場浄化センターです。

原市場浄化センターの写真

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