マダニに媒介する感染症にご注意ください

更新日:2023年01月31日

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 マダニが媒介する感染症による被害が国内で確認されています。感染原因には、病原体を保有するマダニに咬まれる場合だけでなく、マダニに咬まれ発症した犬猫等と接触した場合も挙げられます。
 一方で、マダニによる感染症を予防するためのワクチン等もなく、マダニに刺されないよう対策することが予防法です。
 特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに咬まれる危険性が高まりますので注意しましょう。

マダニに咬まれないためには

  • 草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、肌の露出を少なくする。
    例えば…長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、または登山用スパッツを着用する)、足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋、首にタオルを巻く等
  • 服は、明るい色のものを着る。
    マダニを目視で確認しやすくなります。
  • 防虫スプレーを使用する。
    蚊やダニに対する忌避効果のあるDEET(ディート)という成分を含む虫除け剤の中には服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があると言われています。
  • 屋外活動や動物と接触した後は入浴し、マダニに刺されていないか確認する。
    特に、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)などを確認してください。

マダニに咬まれたら

 マダニは人や動物に取り付くと、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日から長いものは10日間以上)吸血しますが、咬まれたことに気付かない場合も多いと言われています。
吸血中のマダニに気が付いた際、体部をつまんで引っ張ると口器がちぎれて皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させてしまったりする恐れがありますので、無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科等)で処置してもらってください。
すべてのマダニが病原体を保有しているわけではありませんが、咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱、食欲低下、嘔吐、下痢等の症状が認められた場合は医療機関(内科等)で診察を受けてください。
受診の際は、マダニにいつどこで咬まれたか、またはその可能性(山に行った等)を医師に伝えてください。

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