外来植物(オオキンケイギク、アメリカオニアザミ、ナガミヒナゲシ・・・)の駆除について

更新日:2023年01月31日

ページID : 6170

オオキンケイギクの駆除について

オオキンケイギクをご存知でしょうか

オオキンケイギクとは、5月から7月頃にかけて黄色い目立つ花を咲かせる、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)において「特定外来生物」に指定されている植物です。「特定外来生物」とは、もともとその地域に生息していなかった外来生物のうち、生態系などに被害を及ぼすものをいいます。
そのため、オオキンケイギクは
飼育、栽培、保管及び運搬、輸入、野外へ放つ、植える及び蒔く行為
が禁止されています。
しかし、「特定外来生物」と知らずに、またはオオキンケイギクとキバナコスモスの花が非常に似ているため、キバナコスモスと勘違いをし、きれいな黄色い花を咲かせる草花として栽培してしまうことが考えられます。

オオキンケイギクとキバナコスモスの大きな違いは2点あります

  1. 花期がオオキンケイギクは5月から7月であり、キバナコスモスの6月から10月と比較し早い。
  2. 葉の形状が異なる。(一目でわかりやすいので、オススメ!)

そこで、葉の形状の写真をご覧ください。
 (No.1、No.2:オオキンケイギク、No.3:キバナコスモス)

No.1とNo.2のオオキンケイギクの葉と千葉県環境生活部自然保護課生物多様性戦略推進室生物多様性センターより引用したNo.3のキバナコスモスの葉とオオキンケイギクの花の写真

 オオキンケイギクの葉は、鳥の羽根のように枝分かれするかたちで丸みを持ち、両面に粗い毛のようなものがあります。また、茎の場所から対になって葉が生えています。
 キバナコスモスの葉は、小さく細かく分かれ、切れ込みが深くコスモスに似ています。

ご自宅にオオキンケイギクが咲いている場合

もしも、ご自宅にオオキンケイギクが咲いている場合には、この防除方法に従ってください。

オオキンケイギクの防除方法

  1. 丁寧に抜き取りを行ってください。また、翌年以降も種子の発芽や根茎からの再生が見られなくなるまで繰り返し続けてください。
    注意) 刈り取りを行う場合は、残された根茎等から容易に再生する
    ため、完全に駆除するためには抜き取りと組み合わせる必要があります。
  2. 駆除したオオキンケイギクを移動させるときは、風等により飛散することを防止するため、ビニール袋等で二重に梱包してお近くのごみ集積所に可燃ごみの日にお出しください。
    くれぐれもご自宅で栽培などされないよう、お願いいたします。 

参考URL(外部リンク)

アメリカオニアザミ、ナガミヒナゲシについて

アメリカオニアザミ、ナガミヒナゲシをご存じでしょうか

アメリカオニアザミとは

アメリカオニアザミとは、7月から10月にかけて紫色の花を咲かせる、外来生物法において「要注意外来生物」に指定されている植物です。外来生物法の規制対象となる特定外来生物とは異なり、飼育等の規制はされておりませんが、これらの外来生物は繁殖力が強く、その土地に元々あった植物の生育場所を占領するといった、生態系に悪影響を及ぼしうることから、適切な取扱いについて理解と協力をお願いします。

駆除のポイント

堅く鋭いトゲがあるため、皮手袋や厚手の丈夫なゴム手袋を着用し、草刈り鎌などで刈り取るか、スコップで周囲の土ごと掘り返すのが安全な方法です。
多年草のため、駆除を行っても株や根が残っていれば再生するので、その場合は再度駆除が必要です。花が咲いているときに駆除した場合は、そのまま放置しておくと、種子が飛散することもあるので、駆除後はその場に放置せず、処分をお願いいたします。
大きくなる前に抜き取り、処分していただきますよう、ご協力をお願いいたします。

参考URL(外部リンク)

ナガミヒナゲシとは

ナガミヒナゲシとは、4月から5月にかけて紅色もしくはオレンジ色の花を咲かせる植物です。外来生物法においては指定されていませんが、根と葉からは周辺の植物の生育を強く阻害する成分を含んだ物質が生み出され(アレロパシー)、特定外来生物に指定されている植物に匹敵する影響が懸念されることから、適切な取扱いについて理解と協力をお願いします。

駆除のポイント

梅雨ごろに非常に小さな種子が大量にできます。具体的には、1つ実に平均1,600粒の種子を有し、1個体は100個の実ができることもあり、最大で150,000粒が生産されます。また、種子は白い未熟な状態でも発芽し、繁殖力があるため注意が必要です。 そのため、開花後の刈り取りは、かえって分布を広げることになりますので、花茎が伸長する前のロゼット(注釈)の時期に駆除することが重要です。秋に発芽してロゼットで越冬をするので、その冬の時期に抜き取り、処分していただきますよう、ご協力をお願いいたします。 (注釈)地表に葉を平らに並べた植物の状態

参考URL(外部リンク)
国立環境研究所・侵入生物データベースより引用したアメリカオニアザミとナガミヒナゲシの写真

この記事に関するお問い合わせ先

環境経済部 環境緑水課
電話番号:042-973-2125 ファクス番号:042-971-2393
お問い合わせフォーム