河川水質調査結果

更新日:2024年07月22日

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調査目的

この調査は、市内の入間川、高麗川、成木川等の水質の状況を知り、水質汚濁の防止のための対策に役立てることを目的としています。

調査地点

飯能市内の河川13か所について、水質調査を行っています。

なお、過去の調査結果については、飯能市環境基本計画の年次報告書内の資料「公害関係各種調査結果」に掲載してあります。

調査地点図

令和5年度調査結果

調査結果

用語の解説
類型 入間川、高麗川、成木川は「A類型」に指定されています。

pH

(水素イオン濃度指数)

水の酸性とアルカリ性の度合いを示すもので、pH7が中性で、それより低いと酸性、高いとアルカリ性です。通常の淡水はpH7前後ですが、水温によっても変化します。特に夏季は、水深が浅く(日光が川床まで届く)水が停滞しやすい場所では、pHが高くなり、同時にDOも高くなることがあります。

BOD

(生物化学的酸素要求量)

好気性微生物が水中の有機物を分解するときに消費する酸素の量のことで、数値が低いほどきれいな水となります。人為的な汚染のない河川のBODは1リットルあたり1ミリグラムとなります。

75%値とは、河川は季節によって水量が変わりBODの測定結果が安定しないため、年間の測定結果のうち、全体の75%にあたる数値をBODの参考値とするものです。例えば、毎月1回測定している場合は、1年間で12個のデータが存在し、そのうち水質の良い方から9番目のデータが75%値となり、この数値と環境基準値を比較し、水質の状態を評価します。

SS

(浮遊物質量)

水中に浮遊または懸濁している水に溶けない物質のことで、一般に清澄な河川では粘土分が主体ですが、汚染が進むと有機物の割合が多くなります。SSが多いと水の濁り透明度が悪くなったり、魚類のえらを塞いでへい死させる等の影響があります。

DO

(溶存酸素量)

水中に溶けている酸素のことで、河川の自浄作用や、魚類をはじめとする水生生物の生活には欠かせないものです。一般的には、魚介類が生存するためには1リットルあたり3ミリグラム以上が必要で、良好な状態を維持するためには1リットルあたり5ミリリットル以上であることが望ましいとされています。
大腸菌数 水のふん便汚染の指標のことで、単位はCFU(コロニー形成単位)/100ミリリットルを使用し、値が小さいほどヒトや動物からの排泄物による汚染が少ないと言えます。

陰イオン界面活性剤測定結果

用語の解説
陰イオン界面活性剤 家庭や工場で使用している洗剤の主成分のことで、河川の自浄作用の低下や泡立ちの原因となります。

 

過年度河川水質調査結果

環境基準項目について、環境省により令和4年度からより的確にふん便汚染を捉えることができる指標として、大腸菌群数から大腸菌数に見直されました。

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