工場立地法とは

更新日:2023年02月17日

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工場立地が環境の保全を図りつつ、適正に行われるよう定められたものです。
一定規模以上(敷地面積9,000平方メートル以上または建築面積の合計が3,000平方メートル以上)の工場の敷地利用に関し、生産施設、緑地、環境施設の面積率(準則)が定められており、工場の新設・増設等を行う際は市長へ事前に届出を行わなければなりません。届出内容が準則に適合しない場合や、届出を怠った場合は、勧告や罰則を受ける場合があります。

対象となる工場(特定工場といいます)

業種:製造業、電気・ガス・熱供給業者(水力、地熱発電所は除く)
規模:敷地面積 9,000平方メートル以上 または 建築面積の合計3,000平方メートル以上

(1)敷地の考え方

  • 敷地は、工場等(工場、駐車場、資材置場等)の用に供する土地の全面積をいいます。自己所有地、借地等の別を問いません。
  • 用途不明のまま予備として確保している敷地も含みます。 
  • 敷地が道路等で分断されていても、一体として利用されているものは一つの敷地として扱います。

例1

敷地の考え方の例1の説明画像

第1工場と第2工場の間に道路を挟んでいるが、生産機能上密接なつながりがある場合は、A及びBを一つの敷地とします。

例2

敷地の考え方の例2の説明画像

第1工場と第2工場の間に他社工場がある場合は、一つの敷地としません。

例3

敷地の考え方の例3の説明画像

道路を挟んで従業員用の駐車場がある場合は、A及びBを一つの敷地とします。

  • 別法人等に土地を貸している場合は、敷地から除きます。
  • 社宅、寮、病院の敷地は除きます。
  • 都市計画法、他法令での敷地のとらえ方と異なる場合があります。

(2) 建築面積の考え方

  • 工場敷地内にあるすべての建築物の水平投影面積をいいます。(延べ床面積ではありません。)
  • 測り方は建築基準法の規定と同じです。

特定工場に適用される準則

  • 敷地面積に対する生産施設面積の割合
     30~65%以下 
  • 敷地面積に対する緑地面積の割合
     20%以上 
  • 敷地面積に対する環境施設面積の割合(緑地を含む)
     25%以上 
  • 生産施設面積の割合は業種により異なります。詳しくは下記をご覧ください。
  • 既存工場(昭和49年6月28日以前に設置された工場)に対しては、準則に特例が適用されます。
  • 埼玉県では独自に県の条例で準則を定めていませんので、国が定めた準則が適用されます。
  • 生産施設、緑地、環境施設の考え方については、「9 届出の際に配慮していただく事項」を御参照ください。

この記事に関するお問い合わせ先

環境経済部 産業振興課
電話番号:042-986-5083 ファクス番号:042-974-6737
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