公益財団法人明治安田クオリティオブライフ文化財団の助成事業に採択されました
「下名栗諏訪神社獅子舞保存会」ササラ衣裳の修復
明治安田クオリティオブライフ文化財団による助成事業は、「民俗芸能」ならびに「民俗技術」の継承、特に後継者育成事業のための諸活動に努力している団体または個人を助成する制度です。
令和7年度助成事業に、本市の「下名栗諏訪神社獅子舞保存会」のササラ衣裳の修復が採択されました。
ササラとは、獅子舞を舞う場の四隅に立ち、ササラと呼ぶ竹でできた用具を擦り合わせて音を出し、舞う場を固める役を担います。きれいな衣裳を着け、頭には花笠を被ります。今回、ササラが着用する衣装の内、帯を修複します。江戸後期から150年以上使われてきた緑色の帯4本と、大正期から100年以上使われてきた紫色の帯4本、合計8本の帯を修復します。
6月4日に、明治安田生命所沢支社長をはじめ、下名栗諏訪神社獅子舞保存会会長、埼玉県教育総務部文化財・博物館課民俗担当等関係者の皆様が集まり、助成金目録の贈呈式が行われました。
所沢支社長の瀬戸山様から保存会会長の加藤様に助成金の目録が手渡されました。
保存会会長の加藤様から、今回の助成金で修復されるササラの帯について、古い写真を参照しながら、帯に描かれている模様の意味や来歴など、詳しくご説明いただきました。この帯をはじめ、獅子舞の道具類も後世に伝えていくという、強い気持ちをお聞かせくださいました。
近年の猛暑の影響もあり、例大祭で奉納される獅子舞のササラも、大汗をかきながら演じられ、帯も汗で濡れてしまうそうです。帯の洗濯は、専門家でしかできないため、今回は京都の専門業者に帯の洗濯と修復を依頼するとのことでした。
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更新日:2025年06月05日