菊花双雀鏡・菊まがき双雀鏡・松ヶ枝双雀鏡 (市指定)
この三面の鏡は、大字南に鎮座する権五郎(ごんごろう)神社に所蔵されています。以下、順に紹介します。
- 菊花双雀鏡(きっかそうじゃくきょう)
青銅製の小形薄手で径8.2センチメートルの円形です。紋様は内区全面に菊花を散らし、雀二羽が交わっています。縁はなく、吊るしたらしい穴が二つ開いています。鎌倉初期の作品と推定されます。 - 菊まがき双雀鏡(きくまがきそうじゃくきょう)
青銅製の円形で径9.8センチメートルです。鏡の前面に籬(まがき)を配し、その内に菊花と二羽の雀を鋳出しています。鏡胎が厚く、外縁も幅広く高縁で界圏も太くなり、鈕も高くなっています。重量も増え、鏡背紋様も写実的になっています。鎌倉期の作品と推定されます。 - 松ヶ枝双雀鏡(まつがえそうじゃくきょう)
青銅製の厚手径8.4センチメートルの円形で、紋様は松の枝をくわえた二羽の雀が描かれています。鎌倉末期から室町初期の作品と推定されます。

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更新日:2023年08月30日