長光寺惣門 (県指定)

更新日:2023年03月02日

ページID : 6676

大字下直竹(しもなおたけ)の曹洞宗長光寺(ちょうこうじ)の惣門(そうもん)は、本柱・控柱ともに円柱の四脚門で、八角形の踏石上に建つ、桁行(けたゆき)、梁間(はりま)ともに2.75メートルの小建築ながら、禅刹によく調和した県下でも代表的な江戸時代初期の四脚門です。

 破風(はふ)その他軒廻りに補修のあとがみられますが、軸部はよく旧規を保ち、唐様(からよう)の組物、木鼻、蚊梁(こうりょう)を巻斗(まきと)に汲み込んだ手法、棟をうける太瓶束(たいへいづか)など、重厚な屋根を受ける軸部には気品があり、室町時代の流れを踏襲しています。 蟇股(かえるまた)には「丸にはね十字」の岡部氏の家紋が付してあります。

 昭和39年に従来の茅葺屋根を銅板葺に変更するとともに、失われていた門扉は寺に保存されていた断片により復原されました。

長光寺惣門

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 教育部 生涯学習課
電話番号:042-973-3681 ファクス番号:042-971-2393
お問い合わせフォーム