長光寺三門 (市指定)

更新日:2023年03月02日

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大字下直竹(しもなおたけ)にある曹洞宗長光寺(ちょうこうじ)の三門(さんもん)は、楼門(ろうもん)、三間一戸、桁行(けたゆき)三間、梁間(はりま)三間、屋根は入母屋造鉄板葺です。惣門(そうもん)、三門、本堂と一直線上にあり、禅宗寺院の伽藍(がらん)配置となっています。

 外観は江戸時代後半の建築のようですが、二階の頭貫(かしらぬき)・台輪(だいわ)の木鼻の彫刻、斗栱(ときょう)の拳鼻(こぶしばな)の彫刻は、惣門、本堂来迎柱(らいごうばしら)のものと同一です。このため三門は惣門、本堂と同一時期の江戸時代初期に創建されたもので、この時に伽藍が再建されています。

 梁間は三間ありますが、梁間前面が半間になっているものは類例がありません。二階台輪上には禅宗様出組の詰組があります。 二階天井は前部が格天井(ごうてんじょう)、後部は棹縁天井(さおぶちてんじょう)で、柱は円柱のほかに方柱があり、方柱、腰組、腰嵌(こしばめ)等は新しい様相を呈し、江戸時代後半に改修されていると考えられます。

 

長光寺三門

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