飯能の西川材関係用具 (県指定)
西川材(にしかわざい)とは、飯能市を中心とした埼玉県西部で生産される木材のことで、飯能を代表する特産品の一つです。筏流しにより江戸(東京)へ木材を運搬していたことから「西の川から来る材」として「西川材」の名が付いたと言われています。
「飯能の西川材関係用具」は、植林から製材に至る西川材生産の各工程で使用された道具類のコレクションです。ほとんどが当地域で実際に使用されたもので、かつての山の暮らしの中ではありふれていた品々です。各道具の使用年代は、昭和期が主ですが、中には江戸期まで遡る可能性があるものも含まれています。
コレクションの総点数は448点で、内訳は次のとおりです。
飯能の西川材関係用具内訳(総点数448点)
種類 | 数 |
---|---|
育成用具 | 45点 |
伐採用具 | 115点 |
皮剥用具 | 56点 |
搬出用具 | 76点 |
流送用具 | 12点 |
製材用具 | 105点 |
衣類 | 22点 |
信仰 | 9点 |
そのほか | 8点 |
これらの道具は全て飯能の森林づくりを実際に支えてきた道具たちであり、「森林文化都市・飯能」を語る上で必要不可欠な文化財です。

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更新日:2023年03月06日