下名栗の獅子舞 (県指定)

更新日:2023年03月10日

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下名栗(しもなぐり)の諏訪神社へ奉納される三匹獅子舞です。祭礼日は8月24日・25日でしたが、現在は25日に近い土曜日・日曜日に行われています。

天保14年(1843)、青梅市成木の高水山常福院の獅子舞からの伝授書が残されています。しかし現在の頭には文化5年(1808)の造立銘があり、さらに古い獅子頭も残されているので、伝授が認められる以前から獅子舞を行っていたと考えられます。

獅子舞の演目は「芝(しば)」と呼ばれ「御宮参り・御幣懸り(おんべいがかり)」「花懸り(はながかり)」「三拍子(さんびょうし)」「棹懸り(さおがかり)」「女獅子隠し(めじしがくし)」「白刃(しらは)」の六つの芝があります。舞庭全体を使い、舞い動く獅子舞です。夕刻、最後に舞われる「白刃」は、真剣を持った太刀遣い二人と獅子が組み合って勇壮に舞うもので、最後には獅子が真剣をくわえて舞います。

獅子は「大太夫(おだい)」、「小太夫(こだい)」、「女獅子(めじし)」と呼ばれます。獅子頭は下顎と上顎が一体になった構造で、舞い手の頭を入れる竹カゴは、獅子頭の中にすっぽりおさまっています。

下名栗の獅子舞

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