北川の獅子舞 (市指定)
「喜多川(きたがわ)神社の獅子舞」とも呼ばれる、三匹獅子舞です。毎年8月17日・18日に近い土曜日、日曜日に行われています。
土曜日に大字北川の岩井沢観音堂で獅子舞を奉納したのち、高張提灯・万灯(だし)を先頭とした行列を組み、道中笛を吹いて地区を移動します。翌日の日曜日には、柏木地蔵不動堂から喜多川神社へ移動して獅子舞を奉納します。
獅子舞は、太刀合わせで舞庭を浄めたのち、「宮参り」の庭から始まり、「花掛かり」「幣掛かり」「竿掛かり」「剣掛かり」「白刃(しらは)」「女獅子隠し」「十文字」など、8庭の演目がありましたが、今日では7庭を伝えています。なお、「白刃」は獅子が刃をくわえて切り結ぶ舞いです。
祭礼日には地域の堂宇小祠へ供え物を奉じ、各舞庭からそれぞれの堂祠へ向かっても「宮参り」を奉納します。
頭(かしら)は、獅子形・立ち耳で、それぞれ「太夫」「男獅子」「女獅子」と呼ばれています。享保20年(1735)の『笹等入用割合覚』をはじめ、獅子舞祭礼に関する古文書が多数遺されています。口碑では、秩父市浦山や横瀬町芦ヶ久保から伝わったとされています。

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更新日:2023年03月10日