三社(みやしろ)の獅子舞 (市指定)
大字吾野(あがの)三社(みやしろ)にある我野神社に伝わる三匹獅子舞です。現在は7月最終土曜日に行われていますが、江戸時代には旧暦6月15日に行われていました。
神社鳥居脇の獅子宿から行列を組んで社殿に向かい、初めに「宮詣り」を奉納します。万灯・法螺吹・猿田彦命・棒付き・弓取り(昔は鉄砲打ち)を先頭にした行列で、袴・足袋・草履などの衣装を着けます。
舞庭は「宮参り」のほか、「幣掛かり」「狂い込み」「洞入り」「洞返し」「花吸い」「女獅子隠し」「岡崎」の八庭です。獅子舞は当日夜の川瀬祭の行列に随行し、禊ぎを行った御輿の前で「幣掛かり」を奉納します。川瀬祭の後も、獅子舞は夏の夜の半ばまで続きます。
古文書には、天保14年(1843)に獅子頭を塗り替えた記録が残されています。
頭(かしら)は下顎はめこみ構造の獅子形で、髭や眉庇などの造形に厳めしさがあります。

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更新日:2023年03月14日