阿寺(あてら)の獅子舞 (市指定)

更新日:2023年03月14日

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大字長沢(ながさわ)の阿寺(あてら)にある諏訪神社へ奉納される三匹獅子舞で、10月第2日曜日に行われていましたが、現在は休止しています。諏訪神社は、飯能市と越生町の分水嶺の尾根道と峠道の交点に位置し、江戸時代には疫病除けの講が盛んだったといいいます。

祭礼当日は、万灯・笠鉾・マキタテ・御柱(笹・椿)・サキバライ(山の神)を先頭にした行列を組んで神社へと登って行きます。現在行われている庭には「宮参り・呼び出し」「願笹楽・笹掛かり」「花掛かり」の他、「屏風立て」「鞠けりの舞」「白刃の舞」の計六庭があります。

獅子舞は、大きな踏み込みの足さばき、バチを持つ手の様々な所作が特徴的な舞いです。

「願笹楽」では獅子舞の行列が社殿を舞いながら何周も回ります。「笹掛かり」「花掛かり」は金幣短冊を付けた笹や椿を中心に舞います。

頭(かしら)は上顎と下顎を綴じあわせた構造の龍頭で、角を頭の脇の小筒に挿しこんであります。黒い鳥羽を用いた非常に長い尾(龍の胴)が特徴的です。獅子舞の起源は定かではありませんが、獅子頭の収納箱・花笠裏面に天保3年(1832)の墨書が残されています。

阿寺の獅子舞

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