飯能諏訪八幡(すわはちまん)神社の獅子舞 (市指定)
古くは、市立飯能第一小学校前にあった大泉寺に伝わったという三匹獅子舞です。
かつては9月26日に飯能町中心街の五ヶ町を巡って、各町で獅子舞を奉納し、翌27日の本祭では、街中を行列してから諏訪八幡神社へ向い、社殿の前で獅子舞を奉じていました。11月初旬の飯能まつりの日に社殿の周りを回って「宮巡り」を行った後、山車・郷土芸能のパレードに参加して「花吸い」「棹掛かり」を舞っていましたが、現在は休止しています。この他に「牝獅子隠し」「願笹々良大狂い」の演目があります。
行列には、猿田彦命や子どもが務める御幣(おんべいかつぎ)・貝吹き・棒遣いの役があり、それぞれ衣装を凝らし、特に棒遣いは奴(やっこ)姿に扮し、獅子舞の前に棒術を行って場を浄めます。
道化の姿をした蝿追(はいおい)が獅子舞を先導し、獅子はそれぞれ「先獅子」「中獅子」「後獅子」と呼ばれ裁付・手甲・脚絆・草鞋履きといった身拵えで舞います。これらの点は、入間川流域の獅子舞と共通しています。
頭(かしら)は装飾の少ない獅子形で、下顎はめ込み構造です。

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更新日:2023年03月14日