三社(みやしろ)の川瀬(かわせ)祭 (市指定)
川瀬祭(かわせまつり)は、秩父地方で多く伝えられる川・水の力による祓いの行事です。三社(みやしろ)の川瀬祭は、獅子舞が行われる大字吾野の我野神社祭礼日の夜間に行われています。
この祭については、天文19年(1550)神輿の棟札と享保10年(1725)の祭に関わる文書が残されており、16世紀に遡る可能性があります。
祭礼に先立ち、神霊が神輿に遷され、神輿担ぎをはじめ氏子による役方が社殿前に整列します。行列は御榊、サルタヒコ、ウズメ、弓取り、棒突き、神官、神輿、獅子、笛方、屋台、氏子等約60人余になります。
行列は、神輿を中心にゆっくり進み、高麗川の河原に渡御します。行列には獅子舞とともに祇園囃子(屋台)が参加し、祇園囃子を演奏しながら河原へ進みます。河原に設置されている禊台に神輿が安置され、神事が行われます。最後に神官が笹竹で川の水により神輿を禊し、神事が終了します。その後、神輿の前で獅子舞の「幣掛り」を奉納したあと神社へと戻ります。

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更新日:2023年03月14日