中島たつ墓 (市指定・史跡)
中島たつ墓は、大字南川(みなみかわ)孝行山の麓にあります。墓石は高さ57センチメートルの自然石です。
昭和17年に県指定史跡となり、当時の吾野村教育委員会によって、字久通(くづう)の道端に顕彰碑が建立されています。碑文によりますと、中島たつは、天保3年(1832)に秩父の芦ヶ久保村(現横瀬町)に生まれました。4歳で母と一緒に南川村の元治郎宅に入籍、養父の下で子どもながらも家内労働によって生計を支えました。成長して夫を迎えましたが離別となったため、子どもを懸命に養育したそうです。この話が、上州(群馬県)岩鼻代官所に伝わり、金一封を賜りました。その金でたつは山林を購入しました。その山林を人々は「孝行山」と呼んだそうです。明治31年(1898)に65歳で没しました。
なお、昭和36年に県指定は解除されましたが、翌37年に市指定となりました。
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更新日:2023年03月03日