能仁寺庭園 (市指定・名勝)
能仁寺庭園(のうにんじていえん)は、名刹として知られる能仁寺の北庭です。天覧山の南斜面を巧みに利用してつくられた庭園様式は、「池泉鑑賞式蓬莱庭園(ちせんかんしょうしきほうらいていえん)」といい、背後の山畔を利用して枯滝を組み、下部を池泉とした上下二段式庭園といわれています。庭の面積は1,090平方メートルで、池泉の面積は134平方メートルです。
池泉の左手にある亀島に、対岸から石橋が渡されていますが、これは明らかに当初の手法を残すもので、長さ3メートル、中央幅1.13メートル、厚さ0.55メートルという力強い巨大な岩石は、桃山時代作庭であることの一つの証明といわれています。
滝口右手下に高さ1メートル、幅0.7メートルの洞穴がポッカリと口を開いており、一種の神秘性さえ漂わせています。
四季折々の美しさを味わえる名園です。
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更新日:2023年03月02日