中山信吉木碑 (県指定)

更新日:2024年10月02日

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中山信吉木碑(なかやまのぶよしもくひ)は、高さ151センチメートル、幅47センチメートル、欅の一枚板、亀趺(きふ)に碑身を載せ、上部に双龍、縁には雷文くずしの模様を刻む形状をしています。

この木碑は、現在、大字中山にある智観寺(ちかんじ)の収蔵庫にありますが、もとは三間四面の御影堂(みえいどう)というお堂に、飯能出身の武人で水戸徳川家の付家老になる中山信吉の寿像(じゅぞう)と共に納められていました。

県指定になっているのは木碑そのものではなく、碑に刻まれた儒学者・林道春(羅山)の撰文です。

碑文は、全文582字、行数18行からなる漢文の陰刻で、内容は、信吉の生立ち、出世、水戸徳川家の祖頼房に節義の誠を尽くした事、嗣子信正が道春に撰文を依頼した事などがかかれています。「余識信吉于駿府有素矣」と記すように、平素学問を好んだ信吉と当時を代表する儒学者である道春の親交を物語る貴重な資料でもあります。

中山信吉木碑

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