長念寺寺領に関する文書 (市指定)

更新日:2023年03月03日

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大字白子(しらこ)にある曹洞宗長念寺(ちょうねんじ)の所蔵する文書は、14通が一括指定されています。ここではその主なものを紹介します。

(1)大石定久判物

この文書は、上杉氏の家臣で武蔵・相模十郡の領主大石定久が、天文12年(1543)に発したものです。

  長念寺々領之土貢無々沙汰可納之又

  於向後不可致難渋門前之者共も

  寺家へ能々可走廻也

         天文十弐年七月朔日 (花押)

​​​​​​​(2)北条氏照印判状

永禄9年(1566)のものと推定される文書です。天文15年(1546)の川越夜戦に敗れた大石定久は、敵将北条氏康の二男氏照を養子とし滝山城を譲りました。この文書は、定久に代わった氏照のものとみられます。

  寺領之事 如前々可被拘不可有横合旨被

  仰出者也仍如件

         丙寅 正月十三日

    白子之内(如意成就) 長念寺

このほかに徳川家康寄進状、江戸幕府歴代将軍(6・7・15代を除く)の朱印状があります。

長念寺寺領に関する文書

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