須田家日記 (市指定)
須田家日記(すだけにっき)は、大字小瀬戸にある須田家の祖、精道と勇太郎の父子二代にわたって、書き綴られたものです。
須田精道は、文政4年(1821)、小瀬戸村名主久馬太郎の長男として生まれました。16、7歳のころに吾野村坂石の岡田雋道(しゅんどう)に師事し、学問、医術を学び、のち京都に上り、医道を修行して帰郷しました。医業のかたわら寺子屋をひらき、明治15年(1882)に没しました。
精道の日記は、天保14年(1843)から明治15年に至る40年間39冊で、その生活を如実に記録しています。
勇太郎は、安政6年(1859)に精道の長男として生まれました。文筆に長じ、地域の世話などをよくし、家伝薬の製造もしていましたが、昭和6年72歳で没しました。父精道の没後の明治16年(1883)から同33年(1900)に至る17冊の日記を残しています。
精道、勇太郎2代にわたる56冊の日記は、当時の年中行事、農業、交際、冠婚葬祭、社会事情などの様子が読み取れる貴重な資料です。
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更新日:2023年03月02日