見返坂(みかえりざか)の飯能ササ (県指定)
天覧山(てんらんざん)裏手を下って、多峯主山(とうのすやま)への登り口、見返り坂(みかえりざか)にかかる地域内に、アズマネザサ等と混生して生息しています。
故・牧野富太郎博士によって発見され、地名をとって飯能ササと命名されました。
根茎は横に走り、茎はこげ茶色をして直立し、高さは150センチメートル内外、直径0.6センチメートルほどになります。茎の上部で枝分かれして、ふつう葉鞘に包まれています。枝の先端には掌状様、羽根状に数枚の葉が集まってついています。葉は細長く、長さ13~20センチメートル、幅2センチメートル内外で先は尖っています。また葉の表面には毛がなく、裏面にビロード状の細毛があります。中央の脈は細く裏面に隆起しており、この両側に5~8本の脈を持っています。冬期には葉のふちは白色となります。

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更新日:2023年03月14日