モリアオガエル生息地 (市指定)

市街地から南西へ約12キロメートル、青梅市に接する大仁田山の山稜を背にして、標高およそ300~400メートルの山峡集落に、昭和35年頃からモリアオガエルの生息が認められるようになりました。この地は冬期、北風が山並みに遮られるため比較的温暖で、みかん、ゆず等の柑橘類の栽培も行われています。
モリアオガエルは両生類でアオガエル科です。 本州、四国、九州に住んでいます。普通、緑色または暗緑色の地に赤褐色の不規則斑紋が背面に密にあります。雌で体長は6~9センチメートルです。

山地にいて5~6月ごろ池や水たまりに臨む樹上に白泡状の卵を産みます。11~12日目で卵塊は溶けて、オタマジャクシが水上に落ちて生育します。およそ40日で蛙になりますが、生体となった蛙のその後の移動、生態がどのようであるかは、追跡が困難なので未確認です。
近年ではモリアオガエルの産卵地域も逐次拡がっていて、この地域以外でも生息、産卵が確認されるようになりました。
この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会 教育部 生涯学習課
電話番号:042-973-3681 ファクス番号:042-971-2393
お問い合わせフォーム
更新日:2023年03月15日