森林認証
森林認証制度とは
森林認証は、独立した第三者機関(認証機関)が、森林経営の持続性や環境保全への配慮等に関する一定の基準等に基づき、適切な森林経営や持続可能な森林経営が行われている森林または経営組織などを審査・認証し、それらの森林から生産された木材・木材製品を分別し認証材として表示・管理することにより、消費者の選択的な購入を通じて、持続可能な森林経営を支援する取組みです。
この制度は、森林管理を認証する「森林管理(FM: Forest Management)認証」と、認証森林から産出された林産物の適切な加工・流通を認証する「COC(Chain of Custody)認証」で構成されます。
FM(Forest_Management)認証
木材の供給、水資源の保全、生物の生息域の提供など、様々な森林の働きを将来にわたって確実に引き継ぐため、適正な森林管理や環境保全への配慮に関する一定の基準に基づいて、森林を認証する制度です。
COC(Chain_of_Custody)認証
認証材と非認証材を適切に分別管理し、ラベル等で表示することができる認証制度で、製造・加工・流通等、すべての過程が対象となります。
森林認証の種類
国際的な森林認証制度としては、特定非営利活動法人日本森林管理協議会(FSCジャパン)が管理する「FSC認証」とPEFC森林認証プログラムが管理する「PEFC認証」の2つがあります。
日本独自の森林認証制度としては、一般社団法人 緑の循環認証会議(SGEC/PEFCジャパン)が管理する「SGEC認証」があり、「PEFC認証」と相互承認しています。
飯能市森林認証協議会
本協議会は、環境に調和した持続可能な森林管理と森林資源の循環利用の促進を図り、認証森林から産出された認証材を、認証市場、認証製材・加工工場を通じて製品化した木材を消費者に確実に届けることによって、環境・品質に関心を持つ市民・消費者の選択的な購買を促し、西川材の需要拡大を進めることを目的として、平成30年6月26日に発足しました。
グループ認証
飯能市森林認証協議会は、森林所有者、森林組合及び民間事業者と市が連携し、森林管理を認証する「FM(Forest Management)認証」と認証森林から産出された林産物の適切な加工・流通を認証する「COC(Chain of Custody)認証」を一体で取得しました。
組織的な森林認証の取得により、西川材の利用の拡大と森林の持つ公益的機能の増進に加え、副次的な効果として、川上・川中・川下の水平・垂直連携が強まり、相互に利益を得られる西川材の安定供給の体制構築に繋がります。
認証取得日
平成30年12月25日
認証の種類
SGEC/PEFC
森林認証面積・COC認証取得事業者数
詳細については、飯能市森林認証協議会の概要ページをご覧ください。
関連リンク
この記事に関するお問い合わせ先
農林部 森林づくり課
電話番号:042-978-5061 ファクス番号:042-974-6737
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更新日:2025年01月07日