大規模災害が起きた時の「ごみ」について

更新日:2024年03月05日

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大規模な災害が起きた時には、大量の「ごみ」が出ることが予想されます。

災害で出たごみを集積所や道路上へ出すことにより緊急車両や収集車など車両が通れない、また、分別しないままごみを出すと処理に時間を要し復旧が遅れたり、多大なごみ処理費用がかかったりします。

日常の生活で出る「生活ごみ」や災害によって新たに発生する「災害ごみ」の取り扱いについて、皆さんに知っておいていただきたいこと、ご協力をお願いしたい基本的な事項をまとめました。

ごみの分別や収集方法が変更になる場合があります

被災状況により、一時的に収集の停止やごみの分別・収集方法が変更になる場合があります。

ごみの分別・収集方法について、数日内に以下の方法でお知らせします。

  1. 飯能市ホームページ内の防災情報
  2. 飯能市ご当地アプリ内の防災情報
  3. チラシ(避難所・地区行政センターなど公共施設での掲示や配布)
  4. 飯能市X(旧ツイッター)などのSNS

市からのお知らせは、周りの方にも伝えるなど、地域の皆様で情報を共有してください。

「災害ごみ」と「生活ごみ」は分けてください

災害ごみ【片付けごみ・がれき類】

地震や台風、豪雨などの後、住宅を片付ける際に出るごみです。災害ごみも分別が必要になります。

被災状況により、地域の置き場(一時保管場所)を指定する場合があります。

[分別の例]

  • 災害ごみ(被災により使用できなくなった廃棄物)

畳・家具類・家電製品・布団など

  • 災害がれき(損壊した住宅などを撤去する際に出てくる廃棄物)

木くず・コンクリートがら・金属くずなど

 

生活ごみ【通常の生活で出る家庭ごみ】

災害の規模によっては、一時的な収集の停止や分別・排出方法が変更になるなど、通常どおりの収集ができなくなる場合があります。

そのため、生活ごみについては、腐敗や悪臭の原因になりやすい可燃ごみ(燃やせるごみ)を出してください。

[生活ごみ(可燃ごみ)の例]

生ごみ・オムツ・弁当やレトルトなどの汚れたプラスチック容器・トイレごみなど

資源物など、急いで捨てる必要のないごみは、通常の収集・処理体制が復旧するまで、自宅で保管してください。

 

道路上にはみ出した混合ごみによる通行障害(出典:環境省「災害廃棄物対策フォトチャンネル」)
  • ごみを分別すると、ごみ処理の手間や費用が減り、またごみの処理期間も短縮でき、迅速な復旧に繋がります。
  • 災害ごみや生活ごみが混ざると収集や処理の遅れ、車両通行の障害、悪臭や害虫、火災の発生原因になりかねません。

【道路まではみ出した混合ごみ】(出典:環境省「災害廃棄部対策フォトチャンネル」)

災害の時こそ、ごみの「分別」が重要です

災害時には、生活ごみに加え、大量の災害ごみが出ます。

ごみの処理が進まないと、復旧までに多くの時間を費やすことになります。

スムーズなごみの処理には、ごみを出す際の「分別」が非常に重要となります。

特に、以下の点に気をつけてください。

  1. 災害ごみと生活ごみは混ぜないで、別々に出してください。
  2. 地域の置き場(一時保管場所)が指定された場合は、災害ごみは地域の置き場へ、生活ごみは収集が再開した時点で、通常利用している集積所へ出してください。【例】壊れた冷蔵庫は中を空にして災害ごみ、中身の食材等は生活ごみ(可燃ごみ)へ
  3. ガスボンベ、スプレー缶やライター、電池・バッテリーなどの有害ごみや金属類・ガラスなどの不燃ごみは、特に気をつけて、他のごみに混入させないでください。

(充電式バッテリー(リチウムイオン電池等)は、平時でも発火事故が多発しています。)

⇒ごみ処理施設で発火や爆発事故が起きて破損すると、受け入れを停止せざるを得なくなり、復旧に大きな影響を及ぼす恐れがあります。

日頃から・・・

  1. 市のごみ分別区分や出し方をよく確認・理解しておきましょう。
  2. 自宅等の整理整頓を行い、不要な物は処分しておきましょう。
  3. 家具を固定する、住宅の耐震性を確認するなど災害対策をしっかりしましょう。

⇒2,3では、落下や倒壊から命を守り、災害ごみを減らすことができます。

【補助金をご活用ください】

住宅の耐震診断・改修などについては、市の補助制度を活用できる場合がありますので、ご検討ください。

「補助金をご活用ください」(内部リンクへ)

この記事に関するお問い合わせ先

環境経済部 クリーンセンター
電話番号:042-973-1010 ファクス番号:042-973-1002
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