生きる支援について

更新日:2024年04月01日

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ストレス社会といわれる現代において、メンタルヘルスを良好に保つことは容易ではありません。

誰もが悩みや不安、時にこころの不調を経験します。こころの不調を感じたら信頼できる人に相談するようにしましょう。

また、悩みや不安などの問題を抱え、自殺に傾いている人は、何らかのサインを出しています。悩みがある方に気づいたら、寄り添うように”話を聴き”、その上で必要な支援に”つなぎ””見守る”ことが大切です。私たち一人ひとりが「大切な誰か」のゲートキーパー(命の門番)となって、かけがえのない命を守りましょう。

いつもと様子が違うときは要注意

 さまざまな悩みを抱えることによって精神面だけでなく、体や日常行動にも影響を及ぼすことがあります。例えば、元気がなくなった、食事量が減った、よく眠れていない(普段より疲れた顔)、ため息が目立つ、口数が減ったなど。
 自殺を考える人は、悩みながらもサインを出しています。私たちはそのサインに気づくことが大切です。いつもと違う様子ならば特に注意が必要です。
 また、自殺者の大半がうつ病などの精神疾患にかかっていたこともわかっています。

自殺予防のサイン(自殺予防の10か条)

  • うつの症状がある
    (気分が沈む、自分を責める、仕事の能率が落ちる、決断ができない、不眠が続く)
  • 原因不明の身体の不調が長引く
  • 酒量が増す
  • 安全や健康が保てない
  • 仕事の負担が急に増える、大きな失敗をする、職を失う
  • 職場や家庭でサポートが得られない
  • 本人にとって価値のあるもの(職、地位、家族、財産)を失う
  • 重症の身体の病気にかかる
  • 自殺を口にする
  • 自殺未遂におよぶ

出典:厚生労働省「職場における自殺の予防と対応」

周囲の方にできること

もしも、いつも顔を合わせる人が最近元気がないなど、いつもと様子が違っていたら、まずは勇気をだして、「どうしたの?」「よく眠れてる?」などと声をかけてみましょう。そして、相手の気持ちを尊重しながら、相手の話に耳を傾けましょう。

また、うつ病などの心の病気が疑われる場合は、早めに医療機関などの専門家に相談するようにしましょう。確実に相談窓口につながるように、情報提供を丁寧にしたり、本人を理解してくれている家族、友人などの周囲と協力して、専門家への相談に一緒について行くなどによって促しましょう。

ぜひ、ご相談ください

 苦しい状態が続いて、自殺以外の解決策が見えなくなることを心理的視野狭窄といいます。
 「もう生きられない」「死ぬしかない」など、切羽詰まっている時は、信頼できる人に相談してみることで客観的になれるかもしれません。まずは誰かに話してみてください。あなたのつらい気持ちに寄り添って相談できる窓口があります。

 SNS相談(LINE・チャット等による相談)は、次のリンクをご覧ください。

自殺対策の取組

 自殺は、心身の病気などの健康問題、過重な労働環境や仕事上の問題、多重債務など経済的な問題など、さまざまな原因やきっかけが複雑に絡み合って起こります。また、自殺はその多くが追い込まれた末の死ともいわれ、個人の問題としてではなく、社会の問題として考える必要があります。
 本市では、令和6年3月に第2次飯能市自殺対策計画を策定しました。

この記事に関するお問い合わせ先

健康推進部 保健センター
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