熱中症に注意しましょう
今年も早くから暑い日が続いています。
4月から6月までは気温が高い見込みで、猛暑日も予想されるため、いまの時期から熱中症に備えましょう。
熱中症とは
熱中症は、気温や湿度の高い環境下で体温調節がうまく働かないことにより起こります。
熱中症の主な症状は下記のとおりです。
軽度 | めまい、立ちくらみ、こむら返り(筋肉痛)、手足のしびれ 汗が止まらない、気分が悪い、ボーっとする |
中度 | 頭痛、吐き気、体のだるさ(倦怠感)、虚脱感(体に力が入らない) 意識が何となくおかしい |
重度 | 意識がない、けいれん、体が熱い 呼びかけに対し返事がおかしい、まっすぐに歩けない |
【熱中症になりやすい環境】
- 気温や湿度が高い日
- 梅雨明けなど急に暑くなった日
- 風がない日や、日差しの強い日
- 長時間の屋外労働など
【熱中症になりやすい人】
- 高齢者
- 乳幼児
- 肥満の人
- 暑さに慣れていない人など
熱中症の対処方法について
ご家族や周りの人が熱中症かもしれないときは、下記に沿って行動します。
- 意識がない場合はすぐに救急車を呼びましょう。
- 意識がある場合は、涼しい場所に移動します。
- 服をゆるめ、体を冷やします。(首下、わきの下、足の付け根)
- 水分補給を促します。自力で水分補給ができない場合はすぐに医療機関へ受診してください。
- 時間がたっても症状が改善しない場合は、医療機関を受診します。症状が改善したら、帰宅し自宅で静養してください。

埼玉県作成「熱中症予防5つのポイント」から引用した熱中症時の対応方法について
暑さ指数とは
暑さ指数(WBGT)とは、「気温」、「湿度」、「輻射熱」の3つを取り入れた温度の指標のことで、最近では熱中症の危険度を判断する指標として用いられています。
暑さ指数が28を超える日は熱中症になりやすいため注意が必要です。
熱中症にならないために
熱中症を予防するための5つのポイントです。
高齢者は上手にエアコンを
高齢者や持病のある方は、暑さで徐々に体力が低下し、室内でも熱中症になることがあります。節電中でも上手にエアコンを使っていきましょう。
周りの方も、高齢者のいる部屋の温度に気を付けてください。
暑くなる日は要注意
熱中症は、暑い環境に長時間さらされることにより発症します。
特に、梅雨明けで急に暑くなる日は、体が暑さに慣れていないため要注意です。
また、夏の猛暑日も注意が必要です。湿度が高いと体からの汗の蒸発が妨げられ、体温が上昇しやすくなってしまいます。猛暑の時は、エアコンの効いた室内など、早めに涼しいところに避難しましょう。
水分はこまめに補給
のどが渇く前に水分を補給しましょう。
汗には塩分が含まれています。大量の汗をかいたら、水分とともに塩分も取りましょう。ビールなどアルコールを含む飲料は、かえって体内の水分を出してしまうため水分の補給にはならず、逆に危険です。
また、高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくい傾向がありますので、こまめに水分を補給しましょう。寝る前も忘れずに水分補給をしましょう。
「おかしい!?」と思ったら病院へ
熱中症は、めまい、頭痛、吐き気、倦怠感などの症状から、ひどいときには意識を失い、命が危険になることもあります。
「おかしい」と思ったら、涼しいところに避難し、医療機関に相談しましょう。
周りの人にも気配りを
自分のことだけでなく、ご近所で声を掛け合うなど、周りの人の体調にも気を配りましょう。
スポーツなどの行事を実施するときは、気温や参加者の体調を考慮して熱中症を防ぎましょう。

熱中症警戒アラートを活用しましょう
環境省と気象庁は、熱中症の危険性が極めて高くなると予想された際に、「熱中症警戒アラート」を発表します。熱中症警戒アラートは、市民の皆様に危険な暑さを呼びかけ、熱中症予防行動をとっていただくよう促すためのものです。
熱中症警戒アラートは、暑さ指数が33を超えると予想される前日夕方または当日朝に発表されます。


熱中症特別警戒アラート・クーリングシェルターについて
熱中症特別警戒アラートは、上記の熱中症特別警戒アラートの1段階上に位置づけられます。気温が著しく高くなることにより、熱中症による重大な健康被害が生じるおそれのある場合に、環境省が発表します。熱中症特別警戒アラートが発表されると、熱中症による重大な健康被害の発生を防止するためにクーリングシェルターが開放され、暑さを避けることができます。
飯能市内のクーリングシェルターについては、下記のリンクをご確認ください。
関連情報
この記事に関するお問い合わせ先
健康推進部 保健センター
電話番号:042-974-3488
ファクス番号:042-974-6558
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更新日:2025年04月18日