A群溶血性レンサ球菌咽頭炎流行警報の発令について
流行情報について
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは
血清型がA群のレンサ球菌による上気道感染症です。レンサ球菌は、細菌性急性咽頭炎の最も一般的な原因菌で、学童期の小児に多く見られます。典型的には、2~5日の潜伏期間の後、突然 38℃以上の発熱、のどの痛み、苺状の舌などの症状が現れます。熱は3〜5日で下がり、1週間以内に症状は改善します。
まれに重症化し、のどや舌、全身に発赤が広がる「猩紅熱(しょうこうねつ)」に移行することがあります。また、リウマチ熱や腎炎の原因となる場合もあります。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎を広げないために
外出後の手洗いやアルコール消毒等
細菌が付着した手で口や鼻に触れることで感染が広がるため、流水や石けんによる手洗いが有効です。また、アルコールによる消毒も効果的です。むやみに目や口に触れたり、こすったりしないようにしましょう。
普段からの咳エチケットの励行
咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる細菌を吸い込むことでも感染が広がるため、飛沫を浴びないようにすることでも感染する機会を減らすことができます。そのため、普段から咳エチケットに努めましょう。厚生労働省ホームページ「咳エチケット」
かかった人との密接な接触を避ける
家族や周囲の人がかかってしまったときは、密接な接触を避けるようにしましょう。十分な休養とバランスの良い食事体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスの良い食事を日ごろから心掛けましょう。
発熱や体調不良の時には
- A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、適切な抗菌薬治療を開始すれば24時間以内に感染力はなくなるとされています。早めに医療機関を受診し、早い回復につなげましょう。
- 安静にして休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。
- 水分を十分に補給しましょう
- 同居人のいる方は、家庭内でもマスクをするようにしましょう。
この記事に関するお問い合わせ先
健康推進部 保健センター
電話番号:042-974-3488
ファクス番号:042-974-6558
お問い合わせフォーム
更新日:2023年12月28日