子どもの定期予防接種

更新日:2023年04月20日

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予防接種の目的

 お母さんが赤ちゃんに母乳や胎盤などを通して与えた感染症に対する免疫(抵抗力)は、百日せきでは生後3か月までに、麻しん(はしか)では生後12か月までにほとんど自然に失われていきます。そのため、この時期を過ぎますと、赤ちゃん自身で免疫をつくって感染症を予防する必要があります。その助けとなるのが予防接種です。
 子どもは発育と共に外出の機会や、他の人と接触する機会が多くなり、様々な感染症にかかる可能性も高くなります。予防接種に対する正しい理解の下でお子さんの健康にお役立てください。

予防接種を受ける前に

  1. お子様の体調の良い日に受けましょう。
  2. 各種予防接種のお知らせ、「予防接種と子どもの健康」(出生時にお渡しした黄色の封筒の中に入っています。)をよくご覧ください。
  3. 病院に行かれる際には、予診票と母子健康手帳を忘れずにお持ちください。

(注意)予診票の再発行には、母子健康手帳の確認が必要です。母子健康手帳をご持参のうえ健康づくり支援課(保健センター内)へお越しください。

予防接種の種類と接種方法

 飯能市指定医療機関・住所地外定期予防接種相互乗り入れ接種協力医療機関(埼玉県内)で受けられます。
(注意)入院等により埼玉医科大学病院、埼玉県立小児医療センター、埼玉医科大学総合医療センター、埼玉医科大学国際医療センターで接種をご希望の場合は事前にお手続きが必要となります。接種前に健康づくり支援課(保健センター内)にお問い合わせください。

飯能市指定医療機関

住所地外定期予防接種(インフルエンザを除く)相互乗り入れ接種協力医療機関一覧

(注意)埼玉県内に限ります。

個別予防接種
予防接種名 対象年齢 接種方法(回数・間隔) 予診票

経口生

ロタ
1価
(ロタリックス)

生後6週0日後~生後24週0日後まで
  • 接種回数:2回
  • 接種間隔:27日以上の間隔をおいて2回経口接種
    (注意)初回1回目は生後14週6日までに接種
出生届出時に市役所市民課で予診票の入った封筒をお渡しします。(予防接種の詳細については、同封のお知らせをご覧ください。)

経口生

ロタ
5価
(ロタテック)

生後6週0日後~生後32週0日後まで
  • 接種回数:3回
  • 接種間隔:27日以上の間隔をおいて3回経口接種
    (注意)初回1回目は生後14週6日までに接種
出生届出時に市役所市民課で予診票の入った封筒をお渡しします。(予防接種の詳細については、同封のお知らせをご覧ください。)

注射生

BCG

生後3か月~1歳の誕生日前日まで 接種回数:1回 出生届出時に市役所市民課で予診票の入った封筒をお渡しします。(予防接種の詳細については、同封のお知らせをご覧ください。)

不活化

B型肝炎

1歳の誕生日前日まで
  • 接種回数:3回
  • 接種間隔:27日以上の間隔をおいて2回接種した後、1回目から139日以上の間隔をおいて3回目を接種
出生届出時に市役所市民課で予診票の入った封筒をお渡しします。(予防接種の詳細については、同封のお知らせをご覧ください。)

不活化

ヒブ(Hib)
(注意)接種開始の月齢によって回数が異なります。

生後2か月~5歳の誕生日前日まで 【接種開始時期】生後2~7か月未満
  • 接種回数:4回(初回3回・追加1回)
  • 接種間隔:
    <初回3回>
    27日以上の間隔をおいて12か月に至るまでに接種
    <追加1回>
    初回(3回目)終了後7か月以上をおいて接種

【接種開始時期】生後7か月~12か月未満
  • 接種回数:3回(初回2回・追加1回)
  • 接種間隔:
    <初回2回>
    27日以上の間隔をおいて12か月に至るまでに接種
    <追加1回>
    初回(2回目)終了後7か月以上をおいて接種
【接種開始時期】1歳~5歳の誕生日前日
  • 接種回数:1回
出生届出時に市役所市民課で予診票の入った封筒をお渡しします。(予防接種の詳細については、同封のお知らせをご覧ください。)

不活化

小児用肺炎球菌
(注意)接種開始の月齢によって回数が異なります。

生後2か月~5歳の誕生日前日まで 【接種開始時期】生後2~7か月未満
  • 接種回数:4回(初回3回・追加1回)
  • 接種間隔:
    <初回3回>
    27日以上の間隔をおいて12か月に至るまでに接種
    <追加1回>
    生後12か月以降に初回(3回目)終了後60日以上おいて接種
【接種開始時期】生後7か月~12か月未満
  • 接種回数:3回(初回2回・追加1回)
  • 接種間隔:
    <初回2回>
    27日以上の間隔をおいて24か月に至るまでに接種
    <追加1回>
    生後12か月以降に初回(2回目)終了後60日以上おいて接種
【接種開始時期】1歳~2歳の誕生日前日
  • 接種回数:2回(初回1回・追加1回)
  • 接種間隔:初回(1回目)終了後60日以上おいて接種
【接種開始時期】2歳~5歳の誕生日前日
  • 接種回数:1回
出生届出時に市役所市民課で予診票の入った封筒をお渡しします。(予防接種の詳細については、同封のお知らせをご覧ください。)

不活化

四種混合
(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ)

生後2か月~7歳6か月の前日まで
  • 接種回数:4回(初回3回・追加1回)
  • 接種間隔:
    <初回3回>
    20日以上の間隔をおいて接種
    <追加1回>
    初回(3回目)終了後6か月以上の間隔をおいて接種
出生届出時に市役所市民課で予診票の入った封筒をお渡しします。(予防接種の詳細については、同封のお知らせをご覧ください。)

注射生

水痘

1~3歳の誕生日前日まで
  • 接種回数:2回
  • 接種間隔:3か月以上の間隔をおいて接種
(注意)水痘にかかったことがある方は対象外です。
1歳の誕生日頃送付

注射生

MR(麻しん・風しん混合)
1期

1~2歳の誕生日前日まで 接種回数:1回 1歳の誕生日頃送付

注射生

MR(麻しん・風しん混合)
2期

小学校就学前年の4月1日~3月31日まで 接種回数:1回 小学校就学前年の4月頃送付

不活化

日本脳炎
1期

生後6か月~7歳6か月の前日まで
  • 接種回数:3回(初回2回・追加1回)
  • 接種間隔:
    <初回2回>6日以上の間隔をおいて接種
    <追加1回>初回(2回目)終了後6か月以上の間隔をおいて接種
(注意)平成7年4月2日~平成21年10月1日生れの方は接種期間が異なります。下記内容をご確認ください。
3歳の誕生日頃送付

不活化

日本脳炎
2期

9~13歳の誕生日前日まで
  • 接種回数:1回
(注意)平成7年4月2日~平成21年10月1日生れの方は接種期間が異なります。下記内容をご確認ください。
小学4年生の4月頃送付

不活化

二種混合(ジフテリア・破傷風)

11~13歳の誕生日前日まで 接種回数:1回 小学6年生の4月頃送付

不活化

ヒトパピローマ(HPV)
2価
(サーバリックス)

  • 定期予防接種対象者:小学6年生~16歳となる日の属する年度の末日までの女子(高校1年生に相当する年齢の女子)
  • キャッチアップ対象者:平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれの女子
  • 接種回数:3回
1回目から1か月以上の間隔をおいて2回目を接種
1回目から5か月以上かつ2回目から3か月以上の間隔をおいて3回目を接種
 

定期予防接種対象者:小学6年生4月頃送付

キャッチアップ対象者:令和4年5月に送付済

不活化

ヒトパピローマウイルス(HPV)
4価
(ガータシル)

  • 定期予防接種対象者:小学6年生~16歳となる日の属する年度の末日までの女子(高校1年生に相当する年齢の女子)
  • キャッチアップ対象者:平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれの女子
  • 接種回数:3回
1回目から1か月以上の間隔をおいて2回目を接種
2回目から3か月以上の間隔をおいて3回目を接種
 

定期予防接種対象者:小学6年生4月頃送付

キャッチアップ対象者:令和4年5月に送付済

不活化

ヒトパピローマウイルス(HPV)

9価

(シルガード9)

  • 定期予防接種対象者:小学6年生~16歳となる日の属する年度の末日までの女子(高校1年生に相当する年齢の女子)
  • 接種回数:2回

1回目の接種を15歳の誕生日前日までに接種した場合

1回目から5か月以上の間隔をおいて2回目を接種

(注意)2回目の接種が5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。

定期予防接種対象者:小学6年生4月頃送付

不活化

ヒトパピローマウイルス(HPV)

9価

(シルガード9)

  • 定期予防接種対象者:小学6年生~16歳となる日の属する年度の末日までの女子(高校1年生に相当する年齢の女子)
  • キャッチアップ対象者:平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれの女子
  • 接種回数:3回

1回目の接種を15歳になってから受ける場合

1回目から1か月以上の間隔をおいて2回目を接種

2回目から3か月以上の間隔をおいて3回目を接種

定期予防接種対象者:小学6年生4月頃送付

キャッチアップ対象者:令和4年5月に送付済

平成7年4月2日~平成21年10月1日生れの方の日本脳炎の接種について

  • 平成7年4月2日~平成19年4月1日生れの方
    • 接種期間:20歳の誕生日前日まで
    • 予診票配布:
      • 第1期(3回)の予診票は既に個別送付しています。
      • 第2期(1回)については、18歳になる年度の4月に順次送付しています。
  • 平成19年4月2日~平成21年10月1日生れの方
    • 接種期間:
      • 第1期(3回)が完了していない場合、9歳から13歳の誕生日前日までの期間に限り不足分の接種が可能です。
      • 第2期 9歳から13歳の誕生日前日まで
    • 予診票配布:
      • 第1期(3回)の予診票は既に個別送付しています。
      • 第2期 小学4年生の4月頃に順次送付しています。

異なるワクチンの接種間隔の変更について

ワクチン接種後、他のワクチンを接種する場合の接種間隔は下記リンクからご確認ください。

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)について

 予防接種を検討しているご対象者様、保護者様につきましては、厚生労働省が作成いたしました、リーフレット「小学6年生~高校1年生相当の女の子と保護者の方への大切なお知らせ」または「平成9年度生まれ~平成18年度生まれまでの女性へ大切なお知らせ」をお読みいただき、ワクチンの「意義と効果」と「接種後に起こりえる症状」について確認し、十分にご検討のうえで接種をお願いいたします。

法定接種と任意接種

予防接種法等により定められた予防接種の種類、接種方法に基づく予防接種は「法定接種」と呼ばれています。「法定接種」は市が接種費用を負担するとともに、万一、予防接種が原因と認められる健康被害が生じてしまった場合に、国の救済を受けることができます。

 「法定接種」以外の「おたふくかぜ・小児のインフルエンザ」等は法律に基づかない「任意接種」となります。接種できる医療機関や、費用(接種者の自己負担)については医療機関に直接お問い合わせください。

予診の結果、予防接種が受けられなかった場合及び予診票を紛失してしまった場合

新しい予診票が必要となります。保健センターで直接お渡ししますので、母子手帳を持参してください。

飯能市以外で予防接種を希望される場合

個別予防接種は市内(日高市を含む)の指定医療機関で接種していただくことになっていますが、「疾病等でかかりつけ医がいる」、「里帰り中に予防接種をしたい」といった場合には、市外の医療機関で予防接種を受けることも可能です。飯能市が契約を行っている医療機関及び埼玉県相互乗入れ協力医療機関であれば接種費用も市が負担します。事前に手続きが必要となりますので、保健センターまでお問い合わせください。

飯能市へ転入してこられた方へ

 転入してこられた翌月15日過ぎに保健センターから案内を郵送します。同封のハガキに実施した予防接種の状況を書き込んで返送してください。対象年齢内で接種していない分の予診票を送付します。案内が送付されないときはご連絡ください。また、案内が届くより早く接種を希望される場合には、母子手帳をお持ちの上、保健センター窓口にお越しください。

飯能市から転出される方へ

飯能市の予診票は利用できなくなります(転出する前日まで飯能市の予診票は利用できます)。転出先の市区町村で新たに予診票の交付を受けてください。

海外渡航と予防接種

こちらのホームページ(検疫所)等を参考にしていただき、早めに担当までお問い合わせください。

長期にわたり療養を必要とする疾病にかかった等特別の事情により定期予防接種を受けられなかった方へ

 平成25年1月30日以降に定期予防接種対象であった方で、その定期予防接種対象者であった間に、長期にわたり療養を必要とする疾病等、特別の事情により予防接種を受けられなかった方は、特別の事情がなくなった日から起算して2年を経過する日までの間(ただし、四種混合は15歳に達するまでの間、BCGは4歳に達するまでの間、ヒブ感染症及び小児の肺炎球菌感染症は10歳に達するまでの間)に接種ができるようになりました。  

 対象となる疾病等は下記担当課までお問い合わせください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康推進部 保健センター
電話番号:042-974-3488 ファクス番号:042-974-6558
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