麻しん(はしか)の感染に注意しましょう

更新日:2023年06月05日

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麻しん(はしか)については、現在、海外における流行が報告されており、国内についても海外からの輸入症例が報告されています。

麻しんは感染力が非常に強い感染症です。麻しんの感染を予防するとともに、麻しんが疑われる症状が現れた場合には、医療機関に事前に連絡し、受診するようにしてください。

麻しん(はしか)とは

麻しん(はしか)は、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。

麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染です。ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染した場合、ほぼ100%発症すると言われ、一度感染して発症すると一生免疫が持続するとも言われています。

 

症状

麻しん(はしか)に感染すると、約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪症状が現れます。その後2~3日ほど熱が続き、39℃以上の高熱と発疹が出現します。小児や免疫が低下している人が麻しんに感染すると、肺炎や中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。

その他の合併症として、10万人に1人程度と頻度は高くないものの、感染後、特に学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる中枢神経疾患を発症することもあります。

予防接種が有効です

麻しんは、マスクの着用や手洗い、うがいだけでは予防できません。感染予防として最も有効な手段は予防接種により免疫をつけることです。

  • 麻しんの定期予防接種対象者は、接種期間内に受けましょう。
    麻しん風しん混合(MR)予防接種の対象者
    定期接種の対象者 回数
    1期:1歳から2歳の誕生日前日まで 1回
    2期:来年度、小学校就学の方 1回

     

  • 成人の方で麻しんの流行地域に渡航する場合は、予防接種を検討してください。

定期予防接種については、下記の市ホームページからもご確認いただけます。

参考

埼玉県、厚生労働省のホームページも参考にご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康推進部 保健センター
電話番号:042-974-3488
ファクス番号:042-974-6558
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